セラーセントラルに、次のような通知が表示されることがある。
- 会社情報を確認してください
- INFORM Consumers Actに基づく確認が必要です
- アカウント情報を認証してください
初めて見ると、「何か重大な問題が起きたのではないか」と不安になるかもしれない。
しかし、この通知は、販売者情報を定期的に確認するための手続きとして行われる場合も多い。通知が表示されたからといって、自分が問題視されているわけではない。
期限内に確認を完了すればよい
登録情報が正しく、期限内に確認を完了すれば、通常は情報確認だけで手続きが終わる。
一方、確認依頼を放置したり、登録情報と提出書類が一致していなかったりすると、将来的に販売へ影響が及ぶ可能性もある。
強めの言葉で通知が来るため最初は驚いてしまうかもしれないが、適切な対応を取れば何の問題もない。
最初に確認すること
通知が表示されたら、メール内のリンクではなく、セラーセントラルへ直接ログインし、次の内容を確認する。
- アカウント健全性ページ
- アカウント情報
- 未確認となっている項目
- 対応期限
- 氏名・事業者名・住所・電話番号
- 銀行口座情報
- 税務情報
- 情報確認だけでよいのか、書類提出が必要なのか
「確認してください」という通知でも、求められている内容はケースによって異なる。画面の指示を一つずつ確認して進めよう。
Payoneerの書類を提出する場合
売上受取口座としてPayoneerを利用している場合は、Amazonから銀行口座の証明を求められることがある。その際は、Payoneerが発行する公式書類を提出する。
提出前には、次の内容を確認したい。
- Amazonへ登録している氏名・法人名
- Payoneerの口座名義
- 住所
- 受取口座番号
- ルーティング番号
- 書類の発行日
- PDF全体が表示されているか
- Amazonが指定した書類であるか
再提出を求められた場合
書類が受理されなかった場合は、同じPDFを送り直すのではなく、まず原因を確認することが重要である。
- 却下理由を確認する
- Amazon登録情報と書類を一行ずつ照合する
- 古い住所や旧名義が残っていないか確認する
- 最新の公式書類を取得する
- 画像の切れや編集がないか確認する
人が見れば同じ住所に見えても、住所表記の違いや法人名の違いによって、一致しないと判断される場合もある。
重要なのは、申請回数を増やすことではなく、登録情報と提出書類を完全に一致させることである。
アカウント開設時に「氏名・住所・名義の表記を統一する」ことをすすめたのは、まさにこの場面のためでもある。
日頃からできる予防策
INFORM Consumers Actへの対応では、まずこれが定期的に来るものであると認識することと、日頃から情報を整理しておくことが大切である。
- AmazonとPayoneerの名義を統一する
- 英語住所の表記を統一する
- 住所や法人情報を変更したら関連サービスも更新する
- 本人確認書類の有効期限を確認する
- 提出した書類と提出日を保存する
一度整理しておけば、次回以降の確認作業もスムーズになる。
アカウント警告が届いたら
セラーセントラルでは、さらに強い表現の通知が表示されることもある。
- 対応が必要です
- アカウントが無効化されるリスクがあります
- Your account is at risk of deactivation
- 出品情報が削除されました
- 販売権限へ影響する可能性があります
初めて見ると、「もう販売できなくなってしまった」と思ってしまうかもしれない。
しかし実際には、次のような状態はそれぞれ意味が異なる。
- 情報提供を求める通知
- 対応期限のある警告
- 特定商品の出品停止
- 一部機能の制限
- アカウント全体の販売停止
- 入金の保留
まずは、現在どの状態にあるのかを正確に確認することが重要である。
商品単位の確認だけで終わることもあれば、対応しなければ販売アカウント全体へ影響が及ぶ場合もある。ただし多くの場合は、原因を確認し、期限内に適切な対応を行うことで、影響を最小限に抑えられる可能性がある。
警告を受けたときの確認手順
- セラーセントラルへ直接ログインする
- 通知が本物であることを確認する
- 対象マーケットプレイスが米国Amazonであることを確認する
- 商品単位の問題か、アカウント全体の問題か確認する
- 通知の原因を確認する
- 回答期限を確認する
- 販売を停止すべき商品があるか確認する
- Amazonが求めている内容を整理する
- 提出方法や提出形式を確認する
- 同じ問題が過去に起きていないか確認する
警告を受けたときほど、冷静さが求められる
次のような対応は避けたい。
- 通知を最後まで読まずに返信する
- Amazonを一方的に非難する
- 根拠のない主張をする
- 感情だけを書いた長文を送る
- 回答期限まで放置する
回答文を書き終えたら、時間に余裕がある場合は一度読み返してから提出したい。焦って送信するよりも、落ち着いて内容を確認した方が、より伝わりやすい文章になる。
警告は改善の機会でもある
警告という言葉だけを見ると、悪い出来事のように感じる。しかし、見方を変えれば、問題を改善する機会でもある。
Amazonが求めているのは、販売者を責めることではなく、問題を理解し、再発しない状態になっているかを確認することである。
まずは事実を整理し、求められた内容に正確に回答することを心掛けよう。
次回は、その回答の中心となる改善計画書(アクションプラン)の書き方について解説する。

