最初の1箱を送り切る──FBA納品までの9ステップと出品可否の最終確認

商品を仕入れただけでは、まだ売上にはならない。

その商品を米国Amazonへ出品登録し、適切に梱包してFBA倉庫へ納品し、販売可能な在庫として反映されて初めて、商品は売上を生み出す準備が整う。

初めて見る用語が多く、不安に感じるかもしれない。しかし、最初からすべてを覚える必要はない。大切なのは、最初の1箱を、正しい手順で米国へ発送することである。

最初の1箱を発送する9ステップ

最初の1箱を送り切るFBA納品9ステップ

発送作業の全体像は、次のとおりである。

  1. 商品の出品可否を確認し、既存ASINコードへ出品登録する
  2. 商品を仮梱包する
  3. 寸法と重量を測る
  4. FBA納品プランを作成する
  5. 商品ラベルを貼る
  6. 本梱包をする
  7. 外箱ラベルと運送状を貼る
  8. 米国FBA倉庫へ発送する
  9. 発送後の状況を確認する

複雑に見えるが、一つひとつ順番に進めれば決して難しいものではない。

一人で全部やる必要はない

初心者が最初の発送で、すべての作業を一人で行う必要もない。

たとえば、日本の書籍のように小型で軽く、規制の少ない商品から始め、米国AmazonのFBA納品に慣れた代行業者を利用すれば、初回発送の負担は大きく軽減できる。

まずは全体の流れを理解し、一箱送り切る経験を積もう。

出品可否の確認は、仕入れ前が原則

米国Amazonで販売する商品は、仕入れる前に出品できるか確認することが原則である。

米国Amazonでは、商品、ブランド、カテゴリー、販売者アカウントの状態などによって、そのまま出品できる商品と、事前承認が必要な商品がある。

リサーチ段階で確認している場合でも、実際に発送する前に、もう一度確認しておくと安心である。

セラーセントラルで対象商品のASINコードを検索し、すでに登録されている商品ページから「この商品を出品する」などの操作へ進めるか確認しよう。

ASINコードとは、Amazonが商品ごとに付与している管理番号である。同じ商品であれば、原則として複数の販売者が同じASINコードの商品ページへ出品する。

こう表示されたら、進めてはいけない

問題なく出品登録画面へ進める場合は、その時点では販売できる商品と判断できる。

一方、次のような表示が出た場合は、そのまま仕入れを進めてはいけない。

  • 出品許可が必要
  • この商品は出品できません
  • このブランドは承認が必要

もし商品をすでに仕入れてしまっている場合は、承認申請を行う、仕入れ先へ返品する、別の販売方法を検討する、といった対応が必要になる。

初心者の最初の発送では、すでに出品できることを確認できた商品だけを発送することをおすすめしたい。その方が、発送後のトラブルを大きく減らせるからである。

新しいASINコードの作成について

米国Amazonに商品ページが存在しない場合は、新しくASINコードを作成することもできる。

ただし、新規ASINコードの作成には、ブランド、カテゴリー、商品コード、販売者アカウントの状況など、さまざまな条件が関係する。

初めての発送では、まず既存の商品ページを利用し、FBA発送の流れに慣れることを優先してほしい。

商品によっては、追加の確認が必要になる

なお、取り扱う商品によっては、基本の9ステップに加えて確認が必要になる項目がある。

  • Bundle商品(複数商品のセット販売)
  • CPSC(米国消費財安全委員会)への対応
  • TSCA(有害物質規制法)への対応
  • SDS(安全データシート)が必要となる商品

これらは、すべての販売者が初回発送で必要になるわけではない。自分が取り扱う商品に該当したタイミングで確認すれば十分である。

まずは基本の流れを理解し、最初の一箱を送り切ることを優先してほしい。

次回は、9ステップのうち2〜4番目──仮梱包、寸法・重量の計測、FBA納品プランの作成について解説する。

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