出品登録が終わったら、すぐに本梱包を始めるのではなく、まず仮梱包を行う。
仮梱包の目的は、発送する商品の種類と数量を確認し、実際の荷物に近い状態を作ることである。
FBA納品プランでは、商品数、箱数、段ボールの寸法、重量などを入力する。これらを予想だけで入力すると、実際の荷物と一致せず、納品プランを修正しなければならない場合がある。
最初に用意するもの
仮梱包では、次のような道具を準備する。
- OPPテープ
- 厚さ5mm以上を目安とした段ボール(80〜140サイズ程度)
- 補強用の段ボール(再利用でも可)
- FBA商品ラベル用のシール用紙
- プリンター
- メジャー
- デジタル台はかり(体重計でも代用可)
- 緩衝材(プチプチなど)
デジタル台はかりは7,000円前後の製品が一つの目安である。ただし、最初の少量発送であれば体重計でも十分対応できる。
最初からすべてを完璧にそろえる必要はない。発送経験を積みながら、必要な道具を少しずつ増やしていけばよい。
発送時に近い状態を作る
商品を発送時に近い状態までまとめていく。外装が破れやすい商品は、必要に応じて軽く緩衝材で保護する。
複数の商品を同じ箱へ入れる場合は、OPPテープなどで軽くまとめ、どの商品を何点発送するのか分かる状態にしておく。
この段階では、まだ段ボールを完全に閉じる必要はない。目的は、発送後の状態を再現しながら数量を確認することである。
商品を箱へ入れながら一覧表と照合し、商品名、ASINコード、商品ごとの数量、箱全体の数量を確認する。
この確認を先に行うことで、FBA納品プランへ入力する数量のミスを防ぎやすくなる。
寸法と重量を測る
仮梱包が終わったら、段ボールの寸法と重量を測定する。
ここで測定した数値は、FBA納品プラン、国際送料の見積もり、発送代行業者への依頼など、多くの場面で使用する重要な情報になる。
測定する項目は、奥行、幅、高さ、重量の四つである。
測定したら、数値をメモするだけでなく、メジャーや台はかりの表示が分かる写真も残しておくことをおすすめする。
写真があれば、後から数値を確認できるだけでなく、送料について確認が必要になった場合の参考資料にもなる。
私は毎回、寸法・重量・写真をセットで保存するようにしている。その結果、同じ商品を再び発送するときも、作業時間を短縮できるようになった。
送料は「実重量」だけでは決まらない
米国FBA倉庫への発送では、一般的にDHL、FedEx、UPSなどのクーリエを利用する。
これらの配送会社では、送料は実重量だけで決まるとは限らない。送料は通常、次の二つを比較し、重い方の重量を基準として計算される。
実重量──実際に台はかりで測った重量。
容積重量──荷物が輸送スペースをどの程度占有するかを、重量へ換算した数値。
DHL、FedEx、UPSでは、一般的に次の計算式が用いられる。
容積重量(kg)= 長さ(cm)× 幅(cm)× 高さ(cm)÷ 5,000
つまり、軽い商品でも箱が大きい場合は、容積重量によって送料が高くなることがある。
送料を正確に見積もるためにも、寸法や重量を推測で入力することは避けたい。実際の荷物を測定し、その数字を納品プランや発送依頼へ反映することで、追加料金や修正作業を防ぎやすくなる。
FBA納品プランを作成する
仮梱包と寸法・重量の計測が終わったら、セラーセントラルでFBA納品プランを作成する。
FBA納品プランとは、Amazonへ送る商品の内容を事前に登録するための発送計画である。ここでは主に、次の内容をAmazonへ伝える。
- どの商品を送るのか
- 商品ごとに何点送るのか
- 何箱に分けて発送するのか
- 各箱の寸法と重量
- 納品先となるFBA倉庫
- 利用する配送方法
入力する数量は、必ず仮梱包の際に確認した数量と一致させる。
数量が異なると、Amazon倉庫で受領された商品数と納品プランに差異が生じ、受領の遅延や調査の対象となる可能性がある。
また、段ボールの寸法や重量も、実際に測定した数値を入力する。推測や概算ではなく、実際の荷物を基準に登録することが重要である。
なお、Amazonではセラーセントラルの画面構成や操作方法が変更されることがある。実際に作業を行う際は、画面上の最新の案内を優先してほしい。
納品プランができると、ラベルが印刷できる
納品プランの作成が完了すると、次の二種類のラベルを印刷できるようになる。
- 商品に貼るFBA商品ラベル
- 段ボールに貼るFBA外箱ラベル
ここから、発送作業はいよいよ形になっていく。
次回は、発送トラブルの原因になりやすい商品ラベルの貼り方と、初心者が特に注意したい4つのミスについて解説する。

