Amazon輸出ビジネスでは、「売れる商品」を一つ見つけることよりも、継続して利益を生み出せる商品を探し続ける力が重要である。
ここでは、初心者が特につまずきやすいリサーチ・仕入れ・発送についてお答えする。
Q9.なかなか利益が出る商品を見つけられません
最初から利益商品を探そうとするのではなく、「売れている商品の共通点」を学ぶことが大切である。
初心者ほど、「すぐ利益が出る商品」を探そうとしてしまう。
しかし、最初に身につけるべきなのは、利益商品そのものではなく、「売れる商品の特徴」を見抜く力である。
まずは実際に販売している販売者を研究し、
- 日本で仕入れられるか
- 米国で売れているか
- 利益が出るか
- 出品制限はあるか
などを分析する習慣をつけたい。
分析を繰り返すことで、自分でも利益商品を見つけられるようになっていく。100商品を何となく保存するより、10商品について「なぜ候補に残したのか」「なぜ除外したのか」を説明できる方が価値がある。
Q10.利益率と回転率は、どちらを重視すべきですか?
利益率よりも回転率を重視した方が事業を安定させやすい。
利益率が高くても売れなければ資金は回収できない。
一方、利益は少なくても継続して売れる商品なら、売上は積み上がっていく。
もちろん利益が出ることは前提だが、最初は資金を早く回転させることを意識した方が、仕入れ経験も増え、事業は安定しやすい。
私が目指してきたのも、一攫千金の商品を一つ見つけることではない。毎月少しずつ利益を生み出してくれる「働き者の商品」を増やしていくことである。
Q11.仕入れに失敗したらどうすればよいですか?
損失を最小限に抑える判断を優先したい。
思うように売れない商品は、誰でも経験する。
大切なのは、仕入価格にこだわり続けることではなく、早めに現金化し、次の仕入れへ資金を回すことである。
必要に応じて、値下げ販売、国内販売、他の販売チャネルなども検討したい。
一度の失敗よりも、資金が止まってしまう方が事業には大きな影響を与える。
Q12.商品を安く仕入れる方法はありますか?
最初は利用しやすい仕入先を活用し、販売実績を積み重ねることを優先したい。
初心者がいきなりメーカーや卸業者と直接取引することは簡単ではない。
まずは日本Amazonや大手ECモールなどを活用しながら販売経験を積み、継続して販売実績を作ることが重要である。
実績が増えれば、メーカーや問屋との取引を検討できる可能性も広がる。
なお、卸業者が常に最も安いとは限らない。ポイント還元やセールを含めれば、ECモールから仕入れた方が実質的に有利な商品もある。商品ごとに最適な仕入先を選ぶという視点を持ちたい。
Q13.初心者でも大型商品を扱うべきですか?
最初は小型・軽量商品から始めることを勧める。
大型商品は、国際送料、FBA手数料、梱包作業などの負担が大きく、初心者には管理が難しい場合がある。
まずは小型商品で仕入れから販売までの流れを身につけ、その後、必要に応じて大型商品へ挑戦するとよい。
発送で失敗しないためにも、小型・軽量商品でFBAの流れを何度か経験することが近道である。
Q14.返品やFBAトラブルにはどう対応すればよいですか?
慌てずに状況を確認し、記録を残しておくことが重要である。
返品が発生した場合は、返品件数だけを見るのではなく、その原因を確認し、同じ理由で繰り返さないことが大切である。
返品は「商品が悪かった」とは限らない。販売ページとの認識のずれが原因であることも少なくない。
また、FBAでは納品直後に在庫数が一致しないこともあるため、すぐに紛失と判断せず、納品状況や配送会社の追跡情報を確認したい。
日頃から、
- 納品内容を確認する
- 送り状や請求書を保管する
- 商品写真を残す
といった記録を残す習慣をつけておけば、Amazonへの問い合わせや補償申請も進めやすくなる。
万が一トラブルが発生しても、必要な資料がそろっていれば落ち着いて対応できる。
次回は、資金・税金・法人化、そして事業を続けるための考え方についてお答えする。

