Amazon輸出ビジネスでは、商品を見つけることと同じくらい、Amazonのルールを理解して販売することが重要である。
ここでは、出品制限や知的財産権、アカウント停止など、初心者が不安に感じやすい内容についてお答えする。
Q5.出品制限は解除できますか?
販売実績を積み重ね、正規仕入れを証明できれば解除できる可能性がある。
Amazonでは、ブランドやカテゴリーによって出品制限が設けられている。
解除申請では、販売実績に加え、Amazonが求める条件を満たした請求書を提出することが重要である。
最初からすべての商品を販売しようとするのではなく、まずは出品制限のない商品で販売実績を積み重ねる方が効率的である。
実際、同じ卸業者・同じブランド・ほぼ同じ条件でも、承認された人と否認された人がいる。その差は積み重ねてきた売上と直近の販売実績にあった、というケースを見てきた。否認された方も、実績を積んだ後に再申請して解除されている。
つまり、今解除できなかったとしても、それが最終的な結論ではない。
Q6.知的財産権の警告が届いたら、どうすればよいですか?
慌てて対応するのではなく、まず事実関係を整理することが重要である。
知的財産権に関する警告を受けた場合は、対象商品のASINコード、警告内容、正規品を証明できる資料などを確認したうえで対応したい。
改善計画書を提出する場合は、原因、是正措置、再発防止策を具体的に説明することが重要である。
「今後気を付けます」だけでは不十分で、すでに実施した対応と、再発を防ぐ仕組みを示す必要がある。
また、初心者のうちは、過去に知的財産権のトラブルが多い商品を避けることも有効なリスク対策となる。
Q7.アカウント停止を防ぐにはどうすればよいですか?
日頃からアカウントヘルスとAmazonからの通知を確認することが最大の予防策である。
アカウント停止は突然起こるように見えても、多くの場合は事前に何らかの兆候がある。
普段から、
- アカウントヘルス
- Amazonからの通知
- 出品商品
- 請求書の保管
などを確認しておけば、多くのトラブルは未然に防ぎやすい。
万が一停止された場合でも、感情的に反論するのではなく、原因を整理し、改善内容を具体的に説明することが復活への第一歩となる。
ここで効いてくるのが、日頃の記録である。請求書や納品記録が手元にあるかどうかで、対応の速さはまったく変わる。
Q8.中古品も販売できますか?
販売できるカテゴリーはあるが、商品の状態を正確に説明することが重要である。
中古品を販売する場合は、傷、汚れ、付属品、外箱の状態などを正しく記載しなければならない。
説明と実物の間にずれがあると、返品や低評価につながり、結果としてアカウントヘルスにも影響しかねない。
また、継続的に中古品を仕入れて販売する場合は、古物営業に関する手続きが必要になる場合もある。販売前に、日本の法令とAmazonのルールを確認しておきたい。
ルールは「守るもの」であり「守ってくれるもの」でもある
出品制限や各種の規制は、初心者にとっては壁に見える。
しかし、視点を変えれば、それは参入障壁でもある。誰でも自由に出品できる商品は、利益が出ると分かった瞬間に販売者が集まり、価格競争が始まる。
一度解除できれば、それは競合が簡単には参入できない商品を扱えるという強みになる。
まずは販売できる商品で経験を積み、必要になった段階で解除へ取り組めば十分である。
次回は、リサーチと仕入れ、そして発送まわりの疑問にお答えする。

