「出品許可が必要です」と表示されたら──出品制限との向き合い方

商品リサーチをしていると、「これは売れそうだ」と思える商品に出会うことがある。

ところが、セラーセントラルで確認すると、「出品許可が必要です」と表示されることも珍しくない。

初心者の多くは、ここで不安になる。「何も販売できないのではないか。」そう感じるかもしれない。

しかし、これは珍しいことではない。新しく販売を始めたアカウントでは、多くの販売者が経験することである。

最初にやるべきこと

出品制限の商品を見つけたからといって、すぐに解除申請を進める必要はない。

まず優先したいのは、現在のアカウントで販売できる商品を見つけることである。

販売実績を積み重ねることで、将来的に扱える商品の幅が広がる場合もある。最初からすべてのブランドを解除する必要はない。まずは、一つの商品を販売する経験を積もう。

ここで解除作業に時間を使いすぎると、肝心の「一つ売る」という経験がいつまでも先延ばしになってしまう。優先順位を間違えないことが重要である。

出品制限解除で必要になる書類

ブランドやカテゴリによっては、解除申請の際に請求書などの提出を求められることがある。

必要な条件は、ブランドや商品の種類、アカウントの状況などによって異なるため、必ず申請画面に表示される最新の条件を確認してほしい。

一般的には、次の項目が確認できる請求書が求められる場合がある。

  • 仕入先名
  • 仕入先住所
  • 自社名
  • 自社住所
  • 商品名
  • 数量
  • 購入日

メーカーや卸業者など、正規の取引先から発行された書類を準備することが重要である。

解除できないこともある

知っておいてほしいのは、同じブランドでも解除できる人とできない人がいるということだ。

私の過去の受講生でも、同じ卸業者、同じブランド、ほぼ同じ条件にもかかわらず、一方は承認され、もう一方は否認されたことがあった。

彼らの大きな違いは「積み重ねてきた売上」と「直近1か月の売上」であった。

もっとも、否認された受講生も、販売実績を積み重ねた後に再度申請すると解除された。

もちろん、これがAmazonの公式基準というわけではない。しかし、書類だけではなく、アカウント全体の状況も影響している可能性はあると感じている。

つまり、いま解除できなかったとしても、それが最終的な結論ではない。実績を積んだ後に再挑戦する価値は十分にある。

出品制限は、将来の強みになる

初心者にとって、出品制限は大きな壁に見える。

しかし、視点を変えてみてほしい。出品制限とは、参入障壁そのものである。

誰でも自由に出品できる商品は、利益が出ると分かった瞬間に多くの販売者が集まり、価格競争が始まる。

一方、出品制限のある商品は、販売できる人が限られるため、価格が維持されやすい傾向がある。

つまり、一度解除できれば、それは競合が簡単には参入できない商品を扱えるという強みになる。今あなたを止めている壁は、いつかあなたの利益を守る壁に変わるということである。

順番を間違えないこと

だからといって、最初から解除作業ばかり行う必要はない。

まずは販売できる商品で経験を積み、必要になった段階で解除へ取り組めば十分である。

出品制限の解除は、実績があるほど有利に働く可能性がある。だとすれば、先に取り組むべきは実績づくりの方だ。

「売れる商品を見つける → 販売する → 実績が積み上がる → 扱える商品が増える」

この順番を守ることが、遠回りに見えて最も早い道である。

次回は、リサーチを継続していくための候補商品の管理方法と、初心者が避けたい5つの失敗について解説する。

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